ログリー、3rd Party Cookieに依存しないコンバージョン計測方法を開発し、計測乖離を防止
ログリー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:吉永浩和、証券コード:6579、以下:ログリー)が提供するコンテキストマッチ型ネイティブ広告プラットフォーム「LOGLY lift」(*1)において、3rd Party Cookieに依存しないコンバージョン計測方法を開発いたしました。これにより、ITP(*2)強化により計測が困難となった該当ユーザーのコンバージョン計測を補うことが可能となります。
また、各ASP・効果計測ツールとのポストバック連携を強化し、さらなる計測乖離防止に努めてまいります。
■ITPの強化により生じる課題
ユーザーのプライバシー保護の観点からITPが強化され、iOS14以降のバージョンでは3rd Party Cookieによるユーザートラッキングが抑止されています。これにより広告をクリックしたユーザーのトラッキングが無効になり、該当ユーザーのコンバージョン計測が困難になりました。
「LOGLY lift」においても、膨大な掲載媒体からコンバージョンに応じてCPA改善運用を行うため、正確なコンバージョン計測が必要とされます。しかしながら、ITPの強化により実際のコンバージョン件数が確認できない状態での運用を余儀なくされ、CPAの悪化や配信ボリュームの低下につながっていました。
■1st Party Cookieによる計測が可能に
今回開発した機能は、ユーザートラッキングに固有IDと1st Party Cookieを利用する手法で、これまで3rd Party Cookieでのトラッキングが困難だったユーザーのコンバージョン計測を補うことが可能となります。
■ASP・効果計測ツールとのポストバック連携を強化
さらなる計測乖離防止施策として、ITPに対応しているASP・効果計測ツールの成果を当社の運用画面に反映させるポストバック連携を強化いたしました。
現在、14社とのポストバック連携が完了しております。
これらの取り組みにより、リアルタイムに正確なコンバージョン数を当社管理画面に反映し運用することで、最適化が促進され、CPAの改善に期待できます。
ログリーは今後も、情勢に合わせたアドネットワークの特性を最大限活用いただくための開発・連携を推進してまいります。
□用語説明
*1 LOGLY lift
「LOGLY lift」は、独自の自然言語処理技術と機械学習技術を用いて関連性の高い記事・広告を配信する日本初のネイティブ広告プラットフォームです。
ネイティブ広告は、デザインとユーザー体験を編集コンテンツと一致させる広告手法です。出版社や新聞社、ポータルサイトなど月間300億インプレッションを超える数多くの媒体を保有し、媒体のデザインに合わせたウィジェット内の一部からユーザー体験に合わせた広告配信を実現できることから、ブランド認知、ブランドとの親和性の高い新規顧客の獲得・育成に適しています。
Cookieを使用せずにユーザー属性を推定する特許技術(特許:第6511186号)を用いた広告配信最適化エンジン「SYNAPSE D-engine」や、独自のコンテキスト解析技術を応用した新型配信ロジック「インテントキーワードターゲティング」など、今後も広告業界の情勢に合わせたプロダクトの開発・提供をしてまいります。
*2 ITP
Intelligent Tracking Preventionの略称で、Apple社が2017年にプライバシー保護とセキュリティ強化を目的にiOS/macOSに実装した機能で、Safari内においてCookieの働きを制限することで、サイト間のトラッキングを抑制する機能です。
□会社概要
ログリーは、2006年の設立以降、大規模データ分析技術をコアコンピタンスとし、日本初のネイディブ広告プラットフォーム「LOGLY lift」をローンチしたテクノロジー企業です。「イノベーションで世界中の人々にワクワクを」をミッションに掲げ、インターネット領域において独自のテクノロジーでプロダクトを提供しています。
会社名:ログリー株式会社(東証マザーズ:証券コード6579)
代表者:代表取締役社長 吉永 浩和
本社所在地:東京都渋谷区道玄坂1-16-3 渋谷センタープレイス2F
事業内容:メディアテクノロジー事業、アドテクノロジー事業、データマーケティング事業
URL :https://corp.logly.co.jp/
□問い合わせ先
担当:lift事業部
URL:https://corp.logly.co.jp/contact