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2018年7月11日
プレスリリース

ユーザーの興味を分類・可視化する技術に関して特許を取得

ネイティブ広告プラットフォームを提供するログリー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:吉永 浩和 以下、ログリー)は、このたび広告配信システムにおいてユーザーの興味を分析し、興味に基づいてユーザーを分類、可視化する技術を開発し、特許を取得いたしました。(特許:第6329015号)


ログリーはこれまで過去7年以上に渡り、データ解析技術をコアコンピタンスとし、自社開発のレコメンドエンジン「logly lift(ログリーリフト)」(*1)や、ネイティブ広告配信システムを提供してまいりました。レコメンドエンジンや広告配信においては、Webサイトに訪問したユーザーに好まれるコンテンツや広告をマッチングして表示させることで、より精度の高い配信が可能となっています。

■特許の特徴と概要

本技術ではWebサイトを訪問したユーザーの行動履歴からWebページのコンテンツを解析し、ユーザーとコンテンツ内のキーワードを結びつけていきます。その際、キーワードの出現頻度などによって興味の度合いを推定、ユーザーごとの興味を分類します。また、ユーザーにさまざまな興味キーワードが付与されたデータベースが構築されるため、広告のターゲティング配信、類似ユーザーの抽出、興味グラフの可視化、ターゲットオーディエンスの可視化など、さまざまなサービスで応用が可能です。

 図1 本技術の仕組み

 

本技術は、まずネイティブ広告プラットフォーム「logly lift」における記事レコメンドと広告配信の仕組みに採用し、続いて、メディアサイトの分析ツール「Loyalfarm(ロイヤルファーム)」(*2)において、読者の興味を可視化するレポーティング機能に採用しています(メディアサイトにおける閲読行動と再訪性に関与する調査:http://corp.logly.co.jp/news/20180124/000051)。

図2 興味グラフのイメージ

  

また、本技術を応用して、単一のWebページで興味グラフを抽出し、Cookieに依存しない広告配信の仕組みを構築しています。近年、GDPRやプライバシーに関わる法律、そして課題が顕在化している中、ログリーは「嫌われない広告」を実現すべく、本応用技術を利用することで、プライバシー問題にも取り組んでまいります。

ログリーは、今後もテクノロジー企業として、さらなる技術の開発を進めてまいります。

 

■ログリー株式会社とは

ログリーは、独自の「文脈を理解する技術」を武器にサービスを開発しているテクノロジー企業です。
「logly lift」は日本で最初のネイティブ広告プラットフォームであり、一般的なWebサービス開発にとどまらず、自然言語処理、機械学習、各種アルゴリズム、データ解析、最適化技術など先進的な技術にも貪欲に取り組んでいます。

■主なサービス

*1 logly lift

2012年に提供を開始した日本初のネイティブ広告プラットフォーム。ログリー独自の自然言語処理技術と機械学習技術を用いて、メディアの文脈にマッチしたコンテンツを広告として配信します。レコメンドウィジェット型とインフィード型のフォーマットをサポートし、メディアの回遊、集客そして収益化を支援しています。

*2 Loyalfarm

ユーザーがメディアに定着する要因を可視化し、増加を支援するツール。本ツールを用いることで、ユーザーを訪問頻度や流入元ごとに分類し、どのようなコンテンツに興味があるかを分析できます。また、回遊性やエンゲージメントなど複数の観点から特徴を抽出し、ユーザーが再訪問するきっかけとなった記事を可視化。コンテンツの分量、トピック、著者傾向などを把握できるようになります。